2019/06/13

旬果実スイーツ通第2回～《メロン》「今年食べるならコレ！」〜

 

 

 

 

6月に入り、ジメッとする梅雨が、そしてそのあとには蒸し暑く、体力を奪われがちな夏がやってきます。
高温多湿のストレスから自律神経が乱れたり、食欲減退による疲労回復のスピードが遅くなったり、脱水症状を引き起こしたりと不調を招きやすくなる時期。
また、発汗などで水溶性ビタミンやカリウムなどのミネラルバランスが崩れやすくなる夏特有の疲労に悩まされる方も多くいるのではないでしょうか？

 

そこで今回は暑い夏を楽しく過ごすための、食べて美味しい旬果実スイーツをご紹介していきます。

 

夏に旬を迎える果物というと、「スイカ」派と「メロン」派に大きく分かれます。
特に6月〜8月が美味しい食べ頃を迎える、ウリ科キュウリ属の果物【メロン】は、豊富なカリウムとビタミンA、C、またβ-カロテンや食物繊維を含んでいます。

 

 

 

 

昔から贈答品としても多く利用される高級果実という特別なイメージがあり、一般庶民にはなかなか手が届かなかったメロン。
様々な品種改良を重ねたことで種類も増え、手頃な価格帯からも販売されるようになり、現在では身近な果実にもなりました。

 

けれどメロンって、甘さの当たり外れが多かったり、食べごろがわかりにくかったりするため、お店で購入する時にどれがいいのかと悩んでしまいませんか？

 

 

 

 

しっかりと美味しい状態を見極めた厳選メロンを、スイーツとして気楽に楽しむことができるのは魅力的！
品のある芳醇な甘い香りと、非常に柔らかくジューシーでとろけるような果肉の食感がたまらないメロンを使った、上品かつフレッシュに楽しめる「今年食べるならコレ！」なスイーツで、暑い夏を楽しい夏にしましょう。

 

 

 

 

⬛️日本を代表する国際的な社交場「東京會舘」の清楚系パフェ

 

 

 

 

1922年、民間初“世界に誇る施設でありながら、誰でも気軽に利用できる人々の集う社交場”として皇居を望む丸の内に誕生した「東京會舘」。
約100年の時を経て、 2019年1月レストラン・バンケット・ウエディングを有する複合施設として、これまで愛されてきた伝統の味やおもてなしの心はそのままに、“NEWCLASSICS.「新しくて伝統的」”をテーマに生まれ変わった新生東京會舘で、この夏楽しむことができる「大人のパフェ メロン」。

 

 

 

 

大人のパフェ メロン 2,000円（税・サ別）
販売期間：2019年6月1日（土）〜8月31日（土）
販売店舗：オールデイダイニング「ロッシニテラス」（1F）
営業時間：
（Food）平日11:00〜21:30L.O.／土日祝11:00~21:00L.O.
（Drink）平日10:00~22:00L.O.／土日祝10:00~21:30L.O.
お問い合わせ：050-3134-4890（本舘レストラン予約センター）

 

グリーントーンに統一された清楚かつ上品な「大人のパフェ メロン」。

 

 

 

 

「東京會舘」で60年以上前に誕生した伝統的スイーツとして愛されている「マロンシャンテリー」にも使用している新雪のような真っ白く、ほんのりと優しく包み込むような甘さのクレーム・シャンティや、自家製バニラアイスクリームを涼しげな夏果実であるメロンをベースに、キウイなどのフレッシュフルーツを合わせた大人のパフェ。

 

 

 

 

グラスの内に輝いて見える土台には、メロン特有の難点である口に入れた瞬間広がるウリのような青臭さが全く感じ取れない圧倒的な爽やかな甘み。
メロンならではの高貴な香りを存分に楽しめるようにと、苦味を消すために様々な試行錯誤の結果、辿り着いたのがレモンのゼストや火を加えるなど、手間暇かけることで「東京會舘」ならではの清楚感を最大限引き出しています。

 

 

 

 

芳醇な甘さのメロンに、酸味のグレープフルーツやパイナップル、色味のアクセントにもなるブルーベリーも加わり、甘みと酸味の程よい味覚バランスに、とろけるような食感や、軽くサクッとした食感など、ひとつのグラス内でドキドキするほど楽しむことができる「大人のパフェ メロン」。

 

夏の旬食材で彩ったパフェをたっぷりと味わってみてください。

 

 

⬛️創業80年以上の歴史を誇る「第一ホテル東京」の華やかな贅沢かき氷

 

 

 

 

JR・東京メトロ銀座線「新橋駅」地下歩道直結、徒歩約2分と便利な立地にある「第一ホテル東京」。
2018年に創業80周年を迎え、“エレガンス＆エクセレンス”のコンセプトで華やかさと品格を備えたホテルとして国内外から人気を得ています。
昨年から「第一ホテル東京」1階ロビーラウンジでは、“夏のフルーツ×かき氷”をテーマに、夏季限定でかき氷スイーツを販売。第2弾となる今年のテーマは“メロン”です！

 

 

メロンのヨーグルトかき氷×ハーゲンダッツアイスクリーム 2,800円（税・サ込）※1日10食限定
販売期間：2019年6月1日（土）〜8月31日（土）
販売店舗：「ロビーラウンジ」（1F）
提供時間：平日 11:00~20:30（L.O.）/土・日・祝日 11:00~19:30（L.O.）
お問い合わせ：03-3596-5667（直通）

 

 

その時期で美味しいメロンを贅沢に半玉使った、見た目も豪快な「メロンのヨーグルトかき氷×ハーゲンダッツアイスクリーム」。

 

 

 

 

みずみずしくキラキラと輝くメロンドームの中には、シャーベットのようなシャリシャリと軽やかなプレーンヨーグルトのかき氷と、くり抜いたメロンや濃厚なマンゴーの果肉に、食感の変化をもたせるナタデココがたっぷりと詰め込まれています。

 

上には、メロンの芳醇な甘さをより引き立てるハーゲンダッツバニラアイスクリームをトッピング。

 

 

 

 

コロンと可愛らしく土台縁に絞ったクレーム・シャンティがよりメロンをエレガントで上品さのあるフレンチスタイルに。

 

メロン内部の下面には、少し硬めに炊きあげた濃厚なカスタードクリームを忍ばせることで、よりメロンの存在感をさりげなく演出しています。

 

 

 

 

たっぷりなメロンの果肉と、ハーゲンダッツを同時に存分と味わえるホテルメイドで贅沢なかき氷です。

 

 

⬛️創業90年！絢爛豪華な日本美が詰まった唯一無二の「ホテル雅叙園東京」で楽しむおとなリッチなかき氷

 

 

 

 

ホテル雅叙園東京の前身である、1928年（昭和3年）創業の「目黒雅叙園」は、創業者細川氏が「訪れる人が本物の芸術に酔いしれ、夢見心地になるような空間をつくりたい」という思いから、当時の日本画の大家から有望な若手作家まで芸術家を数多く招き、日本美の粋を散りばめた絢爛豪華な館をつくり上げたそう。
創業90周年を迎えた現在も、館内のいたるところで絢爛豪華な障画や天井絵、欄間絵が数多く遺されており、日本画家や職人たちの気概が生み出した、日本美が詰まった唯一無二のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」。

 

陽光あふれる、緑に囲まれた店内の空間が魅力的な Cafe & Bar「結庵」で提供しているおとなのかき氷は、まさに究極の日本美！

 

 

 

 

リッチシェイブアイス メロン 2,300 円 （税・サ別）
リッチシェイブアイス メロン グラスシャンパーニュセット 3,800 円 （税・サ別）
販売期間：2019年6月1日（土）〜9月1日（日）
販売店舗：Cafe&Bar「結庵」(別館 アルコスクエア1F)
提供時間：平日 14:30〜21:30（L.O.）/土・日・祝日 15:00〜17:00（L.O.）
お問い合わせ：050-3188-7570 （レストラン総合案内 10:00 – 19:00）

※数量限定
※席でSNS投稿をすると、ペパーミントティー もしくは 翡翠ウーロン茶を1杯サービスしてれるそうです

 

夏の果物の王様と言われているメロンを贅沢に使用したおとなリッチなスイーツ。

 

さわやかで上品な甘さのメロン果肉に、相性抜群のミルクテイストのシェイブアイスをメロンの器に盛り付け、さらに口の中でやさしく溶ける赤肉メロンのエスプーマで仕上げて提供される洗練されたかき氷です。

 

「ホテル雅叙園東京」が、よりおとなの楽しみ方として提案してくれたのが、メロンとも相性の良いグラスシャンパーニュセット。
熟れた果実や柑橘系の香りがふくよかなシャンパーニュ「ランソン・ブラックラベル・ブリュット」とスイーツの最強コンビを堪能する時間はスタイリッシュです！

 

 

 

◼️メロンの誕生

 

 

 

 

紀元前2000年代〜1000年代頃のメロンがインドで発見されており、それが最も古いメロンだと言われています。
また、古代エジプトや古代ギリシャにおいてメロンの仲間が栽培されていたことが分かっていますが、“分解されて残りにくい”というメロンの特質のため、起源がどこなのか判定が難しく、専門家でも簡単には判断できないと言われています。
諸説ありますが、一番有力なのはメロンの原種はインド亜大陸で生まれ、ペルシャを経てローマ、そしてヨーロッパからアメリカへと伝わったという説です。

 

 

魔法にかかったように魅惑的な香りで、多くの人をうっとりさせる夏の果物【メロン】。
中でも有名な高級メロン「マスクメロン」は、黄緑色の果肉とたっぷりの果汁を保持し、非常に甘く美味しい、そして一株で一個しか実をつけないことから高価で、見た目も芸術作品。

 

 

 

 

名の由来は、19世紀末のイギリスのラドナー伯爵邸の農園で品種開発により宮廷園芸用に育成されたことから「伯爵のお気に入り」という意味で「Earl’s Favourite （アールスフェボリット）」と名付けられたと伝えられています。（略してアールスメロンとも呼ばれています）

 

1925年に日本に伝わり、静岡県の生産者が長い年月をかけてこの品種を、遠州地域の気候と日本人の舌の好みに合うようさらに改良し現在の「マスクメロン 」が誕生したそう。

 

 

 

 

また、メロンは祝福を与える果実。
かつてイスラム教の開祖ムハンマドは「果物を食べるならメロンを食べよ。天国の果実であり、千もの祝福と千もの慈悲を備えるからだ」と述べたと言われています。

 

品種改良や生産技術の向上により、たくさんメロンが収穫されるようになったことや、輸入量が増えたことから高級なものから手に入れやすい価格帯の幅広い品種のメロンが市場に登場するこの季節。
せっかくなら美味しく厳選されたメロンを食べて楽しみたいものです。

 

 

 

 

今回は、暑い夏も美味しく甘い香りで楽しむことができるメロンスイーツをご紹介させていただきました。
とろけるような舌触りの果肉をより引き立てたオススメ3種類。この夏に是非お試しあれ！

 

 

 

 

次回は、フランス菓子情報をご紹介させていただきます。
お楽しみに！