[コレ食べ]健康食ラボの「ショコラユニバース」
2019/02/19
ビターチョコ、ミルクチョコ、ボンボンショコラ、トリュフ、ウィスキーボンボン、ビーン・トゥ・バー……
このシーズンになると日本中のどこもかしこも様々なチョコレートが溢れかえる。
そうバレンタインだ。
だが私にとって頭を悩ませるイベントでもある。
なぜなら糖尿病の人にとっては、決して楽しいイベントとはいえないからだ。
2011年の段階では世界の糖尿病人口ランクで日本は6位の1070万人。(国際糖尿病連合2011発行「Diabetes atlas」参照)さらに2018年まで右肩上がりを続けている。つまり日本中で甘いものを食べたくても食べられない人が増加しているということだ。
私もバレンタインではお世話になった方々にチョコレートを贈るのだが、年配の方が多いということもあり、比例して何人か糖尿病の方もいる。
ならば甘くないものを贈ったら良いじゃないか、という意見もあるが、みんな一緒なのに自分だけ違うというのは何だか寂しい気持ちにさせてしまいそうだ。
ところが時代に合わせてか、そんなニーズにこたえるチョコレートが既に存在する。
辻口博啓が手掛けた「ショコラユニバース」。
糖質コントロールに開発されたチョコレートで、これならば、と手にとった。
銀のシンプルなアルミ缶の中にはビター・ミルク・ホワイトの3種各2個が入っておりこのすべてが砂糖を使用していない。
砂糖が入っていないということはとても苦いのではないかと眉をしかめたが、口にいれたとたん驚いた。甘い。これは子供が食べても大丈夫な立派なチョコレートだ。
糖質を制限している人は一食:20~40g、一日:70~30gまで摂取可能とされている。
ショコラユニバースのビターなら一個のチョコレートで1.22g、一番甘いと感じたミルクでさえ一個1.58g。一箱全部を食べても8.66gの糖質しかない。
これは他のコンビニでも買える抵糖質のチョコレートよりも比較的低い数値であるし、通常の板チョコなら同じ質量で15gもの糖質を摂取することになる。
パッケージが上品なのもプレゼントとして最適だ。
高齢化社会と言われる現在でもバレンタインというイベントは健在だ。
だからこそ、バレンタインは普段チョコレートを食べられない人にとっても、みんなで楽しめるイベントであってほしいと思う。
それにも「ショコラ ユニバース」は一役かってくれるはずだ。
健康食ラボ
執筆|岡野 里美さん