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イベントレポート:『知られざるロシアの暮らしとお菓子の世界』

イベントレポート:『知られざるロシアの暮らしとお菓子の世界』

2016/06/09

『ロシアのパンとお菓子』の著者で、料理研究家としてテレビやメディアで幅広く活動されている荻野恭子先生をお招きして、「知られざるロシアの暮らしとお菓子の世界」講座が6月5日(日)に開催されました。当日のイベントの様子をご紹介します。


 

ロシアの講座

 

 

日本ではあまり知られていないロシアの暮らしや食文化を紹介

 

ロシアの人がどんな暮らしをして、どんなものを食べているのか…。実際にロシアの国々に足を運び、取材した荻野先生から、ロシアの暮らしについてお話し頂きました。荻野先生が実際に撮影されたロシアのスーパーマーケット、食材、家庭料理などのスライドを見ながら、ロシアの暮らしを紹介。日本でもなじみ深い食材を食べていたり、あまり知られていないロシアの夏の過ごし方を教えてもらったりと、今まで知らなかったロシアの日常的な暮らしを垣間見ることができました。また、ロシアの1年間の行事や過ごし方、独特なイベントなども教えてもらい、皆さん興味深々でメモを取られている姿が印象的でした。

 

 

ロシアはおもてなし上手の国

 

ロシアはおもなし上手の国で、人を招いてご馳走するのが好きだそうです。お菓子づくりも盛んで、手作りお菓子とお茶でおもてなしすることも多いそうです。特に、ロシアのお菓子は、型や道具を使わずに作るという特徴も。ないものは作るという、暮らしを工夫する生き方が、今の日本人が見習うべきところかもしれません。

 

荻野先生手作りのロシアのお菓子

 

砂糖のない時代にはちみつで甘味をつけていた、ロシアに古くからあるお菓子で、「プリャーニキ」と、手作りの「サワークリーム」と、ロシア生まれのジャム、「ヴァレーニエ」を頂きました。「プリャーニキ」は、どこか懐かしい味わいで、「サワークリーム」と「ヴァレーニエ」と一緒に頂くと、また違った味わいが楽しめました。紅茶との相性もぴったりでした。

 

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色々な国の地方を訪ねてみるのが面白い

 

最後に、世界中を自ら足を運んで取材している荻野先生から、「世界を訪ねるのなら、地方に行ったほうが面白いですよ」とのアドバイスが。地方に行くと、その地方ならではの素朴なお菓子が楽しめて、地方独特の文化とお菓子のつながりなども学べます。そして、「是非、一度きりの人生なので、色々な地方に自ら足を運んで、風に吹かれてほしい」とのことでした。実際に行ってみて初めて分かること、学ぶことが多いのだということ、何事も経験することの大切さを教えて頂きました。

 

今まで知らなかったロシアの暮らしやお菓子の魅力、また様々な国の食文化の魅力が学べました。世界には、まだまだ知らないお菓子や食文化があり、自ら足を運び、学ぶことの大切さを知ることができました。

 


 

■荻野恭子先生のお料理教室

世界各国の料理、食文化が学べます。

サロン・ド・キュイジーヌ

http://www.cook-ogino.jp/

 

■荻野恭子先生 ロシア生まれの手作りジャム ヴァレーニエ

荻野先生手作りのヴァレーニエが購入できます。

http://www.varenie-ogino.jp/